青木優美クリニック 胃腸内科

子宮がんとは

子宮は洋梨を逆さにしたような形をしていて、女性の下腹部に位置しています。

内部は空洞になっており、胎児を保護して育てる役割があります。

子宮上部の袋状の部分を「子宮体部」、子宮下部の管状の部分を「子宮頸部」と呼び、子宮がんは子宮体部の内膜から発生する「子宮体がん(子宮内膜がん)」と、子宮頸部に発生する「子宮頸がん」の2つに分けられます。

子宮頸がんの主な要因はヒトパピローマウイルス感染であるとされ、20〜40歳代の若い女性でも発症することがあります。

一方、子宮体がんは50〜60歳代の女性に多くみられ、女性ホルモンなどが発症に影響していると考えられています。
子宮がんの進行は比較的ゆっくりであるため、定期的に検診を受けることで早期に発見でき、発見が早いほど治癒できる可能性は高くなります。

また、子宮体がんでは初期症状として不正出血が起こることが多いため、「月経とは無関係な出血がある」「閉経後に少量の出血が長く続く」などの症状がある場合は、産婦人科で検査を受けるようにしましょう。

子宮がんと生活習慣の関係

要因1【HPV感染】

子宮頸がんの発生には性行為によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が主に関係しているとされており、HPVの中でも特にHPV16型・18型の持続感染と子宮頸がんの強い関連が示されています。

HPVは性経験のある女性であれば半数以上が一生に一度は感染するといわれている一般的なウイルスで、HPVに感染してもほとんどの場合ではウイルスは自然に排除されます。
しかし、そのまま感染が続く場合もあり、長期間排除されずに感染した状態が続くと子宮頸がんを発症してしまうと考えられています。
特に、若い頃から複数の人と性経験があった人はHPV感染リスク及び子宮頸がん発症リスクが高いため、定期的な子宮がん検診を受けるようにしましょう。

要因2【女性ホルモン】

卵巣から分泌される女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、子宮体がんの発症に関わっているとされています。

エストロゲンには子宮内膜細胞を増殖させる作用があります。
排卵の障害などによってエストロゲンによる刺激が長時間続いてしまうと、子宮内膜細胞が過剰に増殖して子宮体がんを発症しやすい状態になります。
更年期には卵巣の機能が低下して周期的な排卵が起こらなくなるため、子宮体がんは50歳以上の閉経後の女性に多くみられると考えられています。
月経不順やホルモン異常があること、妊娠・出産経験が無い、または少ないこと、また肥満であることなどは、エストロゲンによる影響で子宮体がんを発症するリスクが高いとされます。

要因3【運動】

適度な運動は血液循環を良くして代謝を上げることから、免疫力を高めると考えられています。
また、リラックス効果もあり、快適な睡眠へとつなげることができます。

夜更かしやストレスはホルモンバランスに異常をきたす原因となるため、運動を通して規則正しい生活習慣を送るように心掛けましょう。

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